経営のこと

独立の日、僕が守った3つの順番。

髙須竜也 2026.09.03 ☕ 約2分で読めます

独立を決めた日のことは、こちらに書きました。妻に「もう辞めて、自分で会社を作ろうと思う」と伝えた日の話です。

ここでは、その経緯そのものではなく、なぜあの順番で動いたかを書きます。

自分の中で、譲らなかった順番が3つあります。

1. 現場を、先に終わらせた

本当は9月に辞めるつもりでした。ところがトラブルが起きて、もう1現場を途中から引き受けることになり、結局5か月延びました。

辞めると言った後の話です。断ることもできたと思います。

でも、それは考えませんでした。辞めると決めた日から、「現場を放り出して辞めた人間」にだけはなりたくなかった。

理由は単純です。そういう人間が、独立して人を雇えるはずがない。今、うちで働いてくれている人たちに同じことをしたら、自分に返ってくる話だと思っています。

2. 有給を、全部使ってから辞めた

現場が終わってから、有給を消化して、3月21日に退職しました。

すぐ辞めることもできました。でも、そうしませんでした。

権利として持っているものを、きちんと使い切ってから区切りをつける。ここでごまかすと、独立してからの自分のやり方も、どこかでごまかす気がしていました。

3. 空白を、1日も作らなかった

退職の翌日、会社を設立しました。

社会保険を切らしたくなかった。理由はそれだけです。かっこいい話ではありません。日を空けると手続きが面倒になる、それを避けただけです。

結果的に、その日は自分の誕生日でした。狙っていません。書類を並べたら、たまたまそうなっていただけです。

順番へのこだわりが、今の会社です

3つとも、大した判断ではないと思われるかもしれません。

でも、現場を終わらせる。権利を使い切る。空白を作らない。このどれも、段取りを飛ばさないという一点で同じです。

高須工房で「総大将としての裁量権」を採用の売りにしているのも、現場を任せたら口を出さないようにしているのも、元をたどればここに行き着きます。順番を守れない人間に、人を任せる資格はないと思っています。

この判断に、妻は反対しませんでした。「むしろ良かった」とだけ言われました。そのやり取りは、別のページに書いています。

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髙須竜也(株式会社高須工房 代表取締役)
髙須竜也
株式会社高須工房 代表取締役
ゼネコンで16年、現場所長まで務めてから独立しました。横浜を拠点に、RC造・S造の新築と、工場・医療施設の大規模改修、住宅・店舗のリノベーションを手がけています。木造はやりません。やったことがないので。10年で100億。この数字を追うのは、子供の未来支援・動物福祉・地域美化に回すお金と時間をつくるためです。月2回の地域清掃も、元野良4匹との暮らしも、その延長線上にあります。好きなものは、ハーレーとラングラー。あとは激辛とホッピーとケバブ。

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